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定期預金特別金利キャンペーンで注意したいポイント

よく銀行がやっている「特別金利キャンペーン」で、驚くような高金利が提示されていることってありますよね。ただ、これは実は短期間で普通の金利表示(年利)に換算すると意外と大したことがなかったり、条件があったりすることも多いようです。今回はこうした特別金利キャンペーンの注意点を解説します。

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特別金利は必ず「1年」に直して考えよう

たとえば「特別金利キャンペーン年利3%(1か月)」という定期預金があったら、かなり魅力的に見えるのではないかと思います。でも、この金利というのは()に書いてある通り1か月しか適用されません。
仮に100万円を預金した場合、実際に受け取ることができる利息は2500円(税引き前)となります。

年間に換算すると利率は0.25%にまで落ちることになります。見た目だけの金利は高いですが、適用される期間が短くては意味がありません。

さらに、上記以外にももっと気をつけたい金利キャンペーンとして「外貨定期預金」に関するものと「投資信託などの他の投資」に関するものがあります。場合によっては大きな損をするリスクもあるので注意しましょう。

外貨定期預金の特別金利キャンペーンは手数料に注意

外貨預金の特別金利キャンペーンもよく見かけます。半年間で5%(年利換算2.5%)のように比較的期間も長くよさそうなキャンペーンもあります。ただ、外貨預金の場合は「為替手数料」も考慮する必要があります。
大手都市銀行の為替手数料は米ドルの場合で片道1円程度、往復だと2円となります。
米ドルの為替レートは現在80円程度ですから、往復2円の手数料なら手数料率は2.5%にも上ります。

仮に金利キャンペーンで半年間の金利が大きくアップしてもこの手数料を考えるとあまりお得でなかったりもします。ちなみに、上記の例(半年で5%の特別金利)が適用された場合、半年後に投資をした米ドルを円に戻すとしたらどうなるでしょうか?

100万円を投資するとします。わかりやすくするため為替レートは80円固定とします。

投資時点
100万円÷{80円(為替レート)+1円(為替手数料}=12345.68ドル

半年後
12345.68ドル×1.020(利息相当。税引き後)=12592.59ドル

円換算
12592.59ドル×{80円(為替レート)-1円(為替手数料)}=99万4817円

増えるどころか投資時点よりも減っています!これは円を米ドルに替える段階でも手数料が発生するため、運用益が低下するためです。上記は極端な例ですが、外貨投資に関するキャンペーン金利は「その通貨にもともと投資をするつもりだった(外貨預金をするつもりだった)」というときくらいにしか旨みはないと思います。

 

投資信託への投資とセットの特別金利キャンペーン

よくあるのは「特定の投資信託を一定額買ってくれたらその金額の範囲内で定期預金の金利をアップするよ」といった感じのものです。こちらも外貨預金のケースと同じです。
定期預金の金利はある程度魅力的かと思いますが、投資信託を購入する際には「販売手数料」としておおよそ投資額の2~3%程度の手数料がかかる形となっているのです。
(投資信託の手数料について詳しくは「投資信託の販売手数料とは(外部サイト)」をご覧ください。

この範囲内で通常の金利よりも1%アップといった金利キャンペーンなら銀行はちっとも懐が痛まないのです。

このケースも同様に「預金を目的に投資信託を買う」ということがないようにするべきです。もちろん、もともと投資信託を購入(投資)するつもりだったというのであれば、おいしい話ではあるので積極的に活用するべきです。

また、余談ですが、投信信託の手数料は投資をする銀行や証券会社によって異なります。投資信託の投資についてもネット証券の方が手数料が安くなっています。
特に「フィデリティ証券」や「カブドットコム証券」などは他者では販売手数料ありで売っているのに、ノーロード(販売手数料無料)で扱っていることも多いので、投資信託を買うのであれば、そういった証券会社を使う方がお得です。

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