積立預金(定期)はお金をためる第1歩

定期預金というと、ほとんど金利がつかない、資産運用としての重要度が低いと思われがちです。しかしながら、定期預金(特に積立定期預金)は、資産運用の第一歩である「投資のためのお金をためる」という意味においてとても手軽で便利な預金です。お金をためられる人の多くは「積立」をしています。

投資をはじめてみるのも大切ですが、一定の余裕資金がないとなかなかうまくいきません。 まずはお給料から一定の金額を積み立てすることをはじめてみてはいかがでしょうか?

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積立定期預金は、資産運用のための種を作る上で重要

しっかりと計画を立てて資産を作っている方の多くは「積立」をしています。積立でできる資産運用としては定期預金(積立預金)のほかにも、投資信託の「積立投資(積立投信)」、株式の「るいとう」などがあります。

しかし、もしあなたが、余裕資金として200万円の資金がない。ということでしたら、まずは「定期預金」をお勧めします。
生活におけるリスク対策として、生活費の6カ月分という資金は最低限のお金として準備しておきたいといわれています。仮に20万円なら6カ月分で120万円を万が一のために使えるお金としておきたいということになります。

ですから、まずはその資金をためておきましょう。こうしたお金は基本的に元本割れをおこさないということが重要です。投資信託や株式投資の積立のケースでは元本割れを起こすリスクが高いので、このような最低限の資金をためるという意味ではあまり適していません。

 

積立金額は給料の10%~20%程度が目安

積立をする預金金額の目安としては給料(手取り)の10~20%程度を目安にしましょう。もちろん、余裕がある人はもっとやってもいいでしょう。ただ、あまり少ない金額の積立だとなかなかためるのも難しくなります。
ちなみに、積立定期預金ができる金額は銀行によっても異なります。

ソニー銀行の場合1000円からの積立預金が可能ですが、みずほ銀行の場合は5000円以上となります。
また、会社で複数の銀行への給与振り込みができる場合は、A銀行は生活資金用、B銀行は積立預金用と分けて振り込んでもらってもいいですよね。

 

目標額が貯まったら、積立投資への比率変更も考える

最初の目標額が貯まったら、積立する金額の一部を投資へと振り分けてもいいかと思われます。
投資初心者の方で積立投資をベースに考えるのであれば、投資信託の積立投信が一番手軽です。
この場合なら、銀行でそのまま積立もできます。

でもやっぱり、投資を始めるのであれば証券会社への口座開設をお勧めします。
理由としては「手数料が銀行よりも安い場合が多い」「投資信託だけでなく、株式投資や債券など幅広い投資商品への切り替えなども可能」というものです。

たとえば、「カブドットコム証券」や「マネックス証券」などでは投資信託を月々1000円から積立投資できるサービスを実施しています。(参考:投資信託入門講座

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今月のおすすめ定期預金
ネットバンクの定期預金金利や、各銀行のキャンペーン定期預金、中長期の管理人による金利予想を加味した上でお勧めする定期預金をピックアップしています。

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ポイント定期預金(Ponta)

6%~10%

厳密には定期預金ではありますが、Pontaポイントを運営しているロイヤリティマーケティングが実施しているキャンペーンです。Pontaポイントが余っている人にお勧めです。
解説記事は「 Pontaポイントを預けて必ず増えるポイント定期預金キャンペーン 」が参考になります

ちなみに、このサイトの存在意義にも関わりますが、最近の預金金利はほぼゼロみたいなものです。一方で銀行は銀行で様々な「ポイントキャンペーン」をやっているので、銀行をお得に活用するのであれば預金金利を受け取るというよりもポイントキャンペーンを活用するというような使い方の方が幸せになれそうな気もします

参考記事:金融ポイ活(証券、銀行、クレカ)の相関図とおすすめの組み合わせを紹介
ちなみに管理人もこうした銀行を利用したポイ活で毎月1000ポイント以上は獲得できています。

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