定期預金の満期と利子

定期預金には事前に定められている「満期」があります。この満期をもって、預けていた元金部分と利息部分を受け取ることができます。また、定期預金には「自動継続」があり、満期を迎えた預金をそのまま同じ期間の定期預金に預けるというタイプもあります。

なお、満期が来たら自動的に普通預金口座に払い戻ししてもらう手続きを「自動解約」と呼びます。この自動継続、自動解約については最初に定期預金を組む時に決めます。

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定期預金と満期

満期を迎えた定期預金は大きく「自動継続」か「解約(自動解約)」のどちらかが行われます。自動継続にするのか、解約(満期受取)するのかは預金時に決定します。自動継続を選択している場合は、満期を迎えた場合、前回と同じ期間の定期預金に再度預け入れされ、解約(満期受取)を選択している場合は、普通預金口座に元金と利子が払い戻されます。

また、自動継続としている場合は、自動的に同じ期間の定期預金に再預金されます。たとえば、前回の定期預金が1年満期の定期預金だった場合は、再度1年満期の定期預金に預け入れられます。
なお、自動継続には利子の扱いで「元利継続」と「元金継続」の二種類があります。

定期預金満期時のフローチャート

なお、いずれの場合も預金者が特別に手続きや作業をする必要はありません。ただし、自動継続としている定期預金を満期解約したい場合は、銀行側にその旨を伝える必要があります。そうしないと再度定期預金に入れられてしまいます。

 

元利継続(がんりけいぞく)

前回の定期預金の元金部分とそれで発生した利息部分を合計して定期に再預金します。たとえば100万円、年利5%の1年満期定期預金が元利自動継続される場合、翌年は100万円に5万円の利息分を上乗せした105万円が定期預金されます。

 

元金継続(がんきんけいぞく)

元利自動継続とは異なり、元金部分のみを再預金します。上記と同じ例(100万円、年利5%の1年満期定期預金)であれば、翌年も前年とおなじ100万円で定期預金されます。前回の定期預金で発生した5万円の利息部分(金利部分)は通常普通預金口座に払い戻しされることになります。

 

元利継続と元金継続のどちらがいいのかについてですが、元利継続を選択した場合、「利息部分が再投資されることで利息が利息を生む「複利効果」が生まれるというメリット」があり、元金継続の場合「利息部分を別の用途に使うことができるというメリット」があります。

資産運用という面でいえば「複利効果」が期待できる元利継続がお勧めです。
上で書いた100万円で5%の例でいえば、同じ元利継続を10年した場合の総利息は62.88万円となりますが、元金継続の場合は50万円となり、その差は12.88万円にもなります。

複利効果については詳しく知りたい方は「複利効果と資産運用」や下記の「半年複利と計算方法」をご参照ください。

 

自動継続をキャンセル・停止するには?

自動継続にしておいたけど、事情があってお金が必要という場合は、満期までに銀行に申し出を行えば、自動継続を自動解約に変更することができます。この場合にペナルティなどはありません。

 

半年複利と計算方法

ゆうちょ銀行の定額貯金や一部の銀行定期預金などは「半年複利」で運用されるとありますが半年複利というのは一体どのようなもので、どのようにして利子が計算されるのでしょうか?ここでは、半年複利の仕組みとその具体的な計算方法、金利(利率)との違いを説明していきます。
>>半年複利と計算方法

 

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