定期預金金で銀行を活用(HOME)>定期預金の基礎知識>定期預金をする前に読むコラム>トヨタの元本保証株式は定期預金の代わりになるか
トヨタの元本保証株式は定期預金の代わりになるか
2015年6月16日のトヨタ自動車の株主総会で第1回AA型種類株式の発行が承認されました。
これは「元本保証型の株式」といえる、これまでの株式とは違った投資商品となります。
長期保有が前提となりますが、投資元本をトヨタ自動車が保証するという極めて異例の金融商品となっています。定期預金の代わりにも運用できそうなこのトヨタの元本保証型株式の仕組みをみていきましょう。
2015年6月17日:しょういちろう
トヨタの元本保証株式のしくみ
- 最低5年間は売却できない
- 5年後は「そのまま保有」、「普通株への転換」、「発行価格での買取請求」のいずれかが可能
- 配当利回りは発行価格に対して0.5%(1年目)、1.0%(2年目)、1.5%(3年目)、2.0%(4年目)、2.5%(5年目)、2.5%(6年目移行)といった形で増えていく
- 発行価格は普通株の市場価格より2割以上高めに設定する
- 1株当たりの議決権は普通株と同じ
以上のようになっています。
かなり魅力的に見えます。利回りが最終的には2.5%になるというのもいいですね。5年以上持っていれば、2.5%固定利回りの永久債としても使えるわけです。
また、トヨタの業績が伸びていて株価が上がっていれば普通株に転換して売却してもいいわけですし、逆にトヨタは危ないと感じたのであれば発行価格での買い取を請求して現金にしてもいいわけです。
いずれにしても、リスクの低い運用になりそうです。
定期預金の代わりとしても十分に活用できそうです。
ちなみに、引受は野村證券で、発行価格は7月2日から7日までのいずれかの日に決定、申し込みは発行価格決定の翌営業日から7月22日までです。
定期預金コラム一覧
・定期預金残高9年ぶり低水準、普通預金残高過去最高(2017年3月)
・マイナス金利で定期預金を100万円しても年80円しか利息が付かない(2016年4月)
・日銀が導入したマイナス金利で定期預金もマイナス金利になる?(2016年4月)
・トヨタの元本保証株式は定期預金の代わりになるか(2015年6月)
・2015年夏のボーナス。貯金するという割合は減少(2015年6月)
・おひとりさまの老後に必要なお金と年金(2014年3月)
・地方銀行の預金が減少、預金減少時代と銀行の対策(2014年2月)
・気づいたら貯金ゼロ。 約3割の世帯が貯金ゼロの時代(2013年8月)
・2013年夏の定期預金ボーナスキャンペーン始まる(2013年6月)
・オリックス銀行のeダイレクト金銭信託は買いか?(2013年5月)
・2013年5月の定期預金金利は下落(2013年5月)
・2013年4月の預金金利はさらに下落へ(2013年4月)
・インフレ時の定期預金は損な商品なのか?(2013年2月)
・仕組預金は解禁へ「ペイオフ対象外は利息部分のみ」(2012年11月)
・積立預金(定期)はお金をためる第1歩(2012年8月)
・仕組預金は愚か者向けの金融商品なのか?(2012年7月)
・確定拠出年金と定期預金(2012年6月)
・定期預金と証券会社のMMF、どっちがお得? (2012年5月)
・定期預金特別金利キャンペーンで注意したいポイント(2012年4月)
・定期預金の預入期間。最適な期間はどのくらい?(2012年4月)
・個人向け国債(個人向け復興国債)と定期預金はどちらがお得?(2012年3月)
・ペイオフ対策はしておくべき?それとも不要? (2012年2月)
ネットバンクの定期預金金利や、各銀行のキャンペーン定期預金、中長期の管理人による金利予想を加味した上でお勧めする定期預金をピックアップしています。
銀行・定期預金の名前 | 金利 | おすすめの理由 |
---|---|---|
ポイント定期預金(Ponta) |
6%~10% | 厳密には定期預金ではありますが、Pontaポイントを運営しているロイヤリティマーケティングが実施しているキャンペーンです。Pontaポイントが余っている人にお勧めです。 |
ちなみに、このサイトの存在意義にも関わりますが、最近の預金金利はほぼゼロみたいなものです。一方で銀行は銀行で様々な「ポイントキャンペーン」をやっているので、銀行をお得に活用するのであれば預金金利を受け取るというよりもポイントキャンペーンを活用するというような使い方の方が幸せになれそうな気もします
参考記事:金融ポイ活(証券、銀行、クレカ)の相関図とおすすめの組み合わせを紹介
ちなみに管理人もこうした銀行を利用したポイ活で毎月1000ポイント以上は獲得できています。
Category & Menu
定期預金を活用して有利に資産を運用していこう。ネット銀行のおすすめネット定期や特徴ある預金を徹底分析していきます。